みなさんこんにちは、フェミニストkiyomi(@kiyomin00)です。
本記事では「フェミニズム」についてお話したいと思います。
現代の日本社会で女性として生活していて、なんとなく「生きづらいな」とか「面倒臭いな」と感じた事はありませんか?
海外で生活した事がある人は特にそう感じていると思います。
私もそのうちのひとりです。
そう感じる理由はいっぱいありますが、そのうちのひとつが「日本はまだ男尊女卑の考えが残ってる男女差別のある国」ということ。
欧米諸国ではフェミニズムムーヴメントは盛んに行われているけど、日本は「フェミニズム」という言葉が何を意味するのか知らない人も多いです。
私は、フェミニズムについて学び知識をつける事で、日本の男尊女卑という風習をなくせるのではないかと考えています。
フェミニズムとは?

フェミニズムとは、超簡単にひと言で説明すると、
「男女差別の無い平等な社会を目指そう!」という思想や運動のこと。
歴史
時代によって「フェミニズム」が目指すものは変わってきています。
フェミニズムの簡単な歴史はこのような感じで、大きく3つの段階に分けられています。
- First Wave(1800年〜1900年)
- Second Wave(1960年〜)
- Third Wave(1990年〜)
1.First Wave(1800年〜1900年)
1番最初に起こったフェミニズム運動は、抑制さてれていた女性の権利をとりかえそう!といもので、「First Wave」と呼ばれます。
この頃の女性は、社会的にも政治的にも活躍する権利がありませんでした。
- 投票権が無い
- 教育を受ける権利が無い
- 就職する権利が無い
- 資産権、親権が無い
と、女性は社会的に男性より下の立場にありました。
そんな女性たちが「不公平だぞ女性にも平等に権利をくれ!」という動きがフェミニズムの始まりです。
という感じで、この考えが広まっていきました。
フェミニズムは19世紀の運動や文化に大きく影響を与えた。19世紀後半から20世紀、特に第一次世界大戦の間に、多くの国で女性の参政権が認められた。ニュージーランドでは、婦人参政権論者ケイト・シェパードの助けによって、1893年に最も早く女性参政権が認められている(なお、アメリカで認められたのは1920年、また日本では1945年である)。
出典元:Wikipedi「フェミニズム」
2.Second Wave(1960年〜)
Second Waveは、ただ単に働ける権利の獲得というだけではなく、職場や教育の場、家庭内での男女平等を求めるようになります。
- 男女平等な賃金や、昇進する機会
- 男子校への入学権利
- 中絶合法化
- 低容量ピルの普及
- セクハラ、DV問題
中絶合法化や低容量ピルの普及もこの時期に始まります。
「子供を産むか産まないかは女性自身に決める権利がある」ということ。

セクハラ、DV問題もフォーカスされるようになります。
3.Third Wave(1990年〜)
この頃から社会的、政治的に男女平等に権利が与えられるようになってきたので、現在にかけてはもっと個人にフォーカスされる動きに変わってきます。
人種差別やLGBTQへの偏見を無くそうとか、社会的なジェンダーロールを個人に押しつけるのはやめようということ。
もともとは白人の中流階級の女性中心に行われてきたフェミニズムムーヴメントですが、この頃から様々な人種や性的指向(セクシュアリティ)も考慮されるようになります。
現代のフェミニズム
昔は女性の権利を守るためのものでしたが、現代では女性も男性と同じ権利が与えられるようになってきました。
だから現在は、フェミニズムというのは「男女差別をなくす」「性別に関係なく個人を対等に扱う」ということで、女性に限った事ではなくなってきています。
もっと個人の多様性を受け入れる社会を目指すような動きということです。
それに、女性も対等な権利を得た今は、女性の権利だけ主張してたら逆に男性差別になりますね。
ハリーポッターに出演している女優のエマ・ワトソンは世界的に有名なフェミニストのひとりです。
A vote for the freedom to choose, a vote for women’s rights, a vote for women’s control over their bodies, a vote for women’s health & safety, a vote towards equality. Thinking of Ireland #together4yes #repealthe8th https://t.co/CDNj9KoSGt
— Emma Watson (@EmmaWatson) May 24, 2018
日本社会で「男女差別だな」と感じる事
日本に限らず、男女差別的な発言をする人はどこにでもいますが、以下は私が特に日本で「男女差別だな」と感じる事の例です。(ごく一部)
「男らしさ」「女らしさ」という言葉
人間の性格や趣味なんて本当に男女関係ないのに、社会が勝手に決めた「男らしさ」や「女らしさ」を求められる時。
私はスカート履いたり、長い髪の毛とかは自分に似合わないから好きじゃないんだけど、そうすると「女らしくない」とか「男みたい」とかよく言われます。
最近ではメイクをする男性もいっぱいいると思いますが、それに対する「女々しい」とい意見。
これはまさしくジェンダーロールの押し付けですね。
女性のすっぴん、体毛はマナー違反
これも本当に根強い差別ですが、なぜ女性はそこまで見た目で判断されるのでしょうか?
化粧だけじゃなくて、女性の体毛に対する世間の目は厳しすぎやしないですか?
日本で電車に乗るとそこらじゅうに脱毛サロンの広告が貼られていて、「女性の体毛は絶対に見せちゃいけないもの」という雰囲気が出ていますね。
男性はすね毛もっじゃもじゃの足を出して歩いていても何も言われませんが、女性だったら「不潔そう」とか言われます。
セクハラに対する認識の低さ
私が居酒屋でバイトしてた時の客で、平気でケツ触ってきたオヤジとか、私のおっぱいの大きさについてヘラヘラとコメントしてきた人とか。
こういう人は本当にクソだなと思いますが、そういう人は「自分がセクハラしてる」という認識がないんだと思います。
日本では、こういう事が公然の場で平気で起きてるけど、その場で「おいお前それセクハラだぞ!」と抗議する事はほぼ無いですよね。
ましてや客と店員という立場だと余計に難しい。
日本社会はこういう日常で行われるセクハラにもっと厳しくなるべきです。
男性が子育てしづらい社会
日本は男性にとっては、とても育児がしづらい社会だと思います。
男性用トイレにオムツ交換テーブルがなかったり、育休が取りづらかったり。
2016年度の男性の育児休業取得率は3.16%だったと発表した。前年度より0.51ポイント増加し、比較可能な1996年度の調査以来過去最高だった。女性の育休取得率は81.8%
出典元:日本経済新聞
日本ではまだ「子育ては女性の役割」という風潮が残っているので、子育てする男性への配慮はまだまだ足りていません。
こういう問題は、女性の出産後の社会復帰とかを難しくしてる原因のひとつです。
まとめ
以上、『フェミニズム』についてお話しました。
フェミニズムとは
- 男女差別のない社会
- 個人を尊重する社会
を目指そうという運動のこと。
日本はまだまだ男女差別のある国だし、こういった問題に対する国民の意識もとても低いです。
そのせいで、私のように「日本って生きづらい国だな」と思う人はいっぱいいると思います。
私が思う解決法はこうやって「差別なくなれ!」と発信していく事です。
みなさんも、フェミニズムについて学んでもっと生きやすい日本社会を作りませんか?
